展覧会シリーズ

あざみ野コンテンポラリー vol.8
渡辺豪 ディスロケーション/dislocation

あざみ野コンテンポラリー vol.8 渡辺豪 ディスロケーション/dislocation

2017年10月7日[土] - 10月29日[日]

横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2

  • 開場時間:10:00 – 18:00
  • 休館日:10月23日[月] ※10/22[日]はアートフォーラムフェスティバル開催
  • 入場無料
  • 主催:横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
  • 公益財団法人五島記念文化財団
  • 協力:URANO、ジャパンマテリアル株式会社、キリンビール株式会社
  • プリント協力:株式会社イーストウエスト
  • 五島記念文化賞研修帰国記念
  • 美しい時代へー東急グループ

「あざみ野コンテンポラリー」シリーズ展第8回として、渡辺豪の個展を開催します。渡辺は、2013年に第24回五島記念文化賞美術新人賞を受賞後、約1年間フィンランドでの研修を行いました。本展は、五島記念文化賞美術新人賞研修帰国記念展としてフィンランド(ヘルシンキ、ロヴァニエミ)滞在の経験をもとに制作された最新の映像インスタレーションを中心に展示します。
渡辺は、1975年兵庫県に生まれ、愛知県立芸術大学で油絵を学びました。2002年から今日にいたるまで一貫してデジタル技術を駆使した映像と写真による作品を制作・発表し、国内外を問わない活躍をみせています。 渡辺は近年、〈光〉への興味を深めながら作品制作を行ってきました。高緯度地域特有の夏期に陽が沈まない〈白夜〉、そして冬期に陽がほとんど昇らなくなる〈極夜〉の現象が1年を通じて見られるフィンランドでの〈光〉の体験は、本展出品作の底流をなすテーマとなっています。それは、日本での生活で体験する〈光〉との関係とは異なる未知の体験を促し、そこから身体的、精神的な〈ズレ〉を感知した作家は、文字通り「ディスロケーション/dislocation(ずれること;脱臼、転位、断層などの意味を持つ)」を着想しました。
渡辺による精緻な映像の動きは、極めて緩慢で静止画のような印象ですが、時間をかけて注視すると少しずつ変化する画面は、まるで穏やかな日常を再現しているかのようです。架空の日常風景がリアルな様相を帯びることで、誰のものでもない、あるいは誰のものでもある風景へと転位します。そして、日常の風景はそれを享受する人の認識によって変現するものであることを知らしめます。仮想の風景が強いリアリティをもって迫ってくる渡辺豪の世界をご堪能いただければ幸いです。

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  • 1 ディスロケーション 20141111_083223 / 2017 / デジタルプリント/ 90×135cm
  • 2 景色のできる場所/ 2017 /デジタルプリント
  • 3 無題/ 2017 /デジタルプリント / 60×90cm
  • 4 M5A5 / 2017 / ビデオインスタレーション
  • 5 Places 20141112_072701 / 2015 / デジタルプリント / 36×48cm

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本展の注目ポイント!

  • 1 本邦初公開のアニメーションを用いた映像インスタレーション
     フィンランドでの研修成果展として開催する本展では、初公開となる新作を2フロアを使用して、
     ゆったりとご覧いただけます。
  • 2 フィンランドでの1年を通じた〈光〉の体験から着想した作品群
     フィンランドでの光のうつろいや時間の中で、事象が一つに繋がっている、あるいはすでに逸脱した
     状態から変化した、不連続の景色を形づくってゆくさまを表現します。
  • 3 オリジナルパンフレットの無料配付
     作家インタビューなどを収録したオリジナルパンフレットを会期中先着順で無料配付します。
     入手ご希望の方はお早めにご来場ください。

[五島記念文化財団と五島記念文化賞]
五島記念文化財団は、豊かな生活環境の創造に力を尽くした、故・五島昇東急グループ代表の事績を記念して、1990年3月に設立されました。 美術とオペラの分野で将来性のある優秀な新人を「五島記念文化賞」(美術新人賞、オペラ新人賞)として顕彰し、海外研修および研修終了後の成果発表への資金面の助成を行っています。 本個展は、研修終了後の成果発表として助成を受けています。

〔作家プロフィール〕

渡辺 豪 Go Watanabe

1975年兵庫県生まれ、東京都在住。近年の主な活動として「コズミック・トラベラーズ-未知への旅」(2012年/エスパス ルイ・ヴィトン、東京)、「カルペ・ディエム 花として今日を生きる」(2012年/豊田市美術館、愛知)、「あいちトリエンナーレ2013」(2013年)にてそれぞれ新作アニメーションを発表。The APB Foundation Signature Art Prize 2014ファイナリストに選出され、シンガポール美術館にて作品が展示される。その後、国際交流基金によるスイスとポーランド、ドイツを巡回したグループ展「ロジカル・エモーション-日本現代美術」(2014-2015年)に参加。

〔関連イベント〕

葉名樺(Yeh Ming-Hwa) ダンス・パフォーマンス

10月7日(土)16:30開演
(40分程度のパフォーマンスとなります)
会場:展示室1
※観覧無料、申込不要
※詳細は決まり次第お知らせします。

イエミンファ ダンス・パフォーマンス
 
チラシ画像
チラシのダウンロード>>>(16.4MB)

※初版のチラシに誤りがございました。裏面「渡辺豪 ディスロケーション/dislocation」の中の開催期間:正しくは「10月7日(土)~10月29日(日)」となります。


 

学芸員によるギャラリートーク

10月8日(日)、10月21日(土) 各日14:00~14:30
会場:展示室1・2
※参加無料、申込不要