7月の暑い盛りからはじまった
横浜美術館×横浜市民ギャラリーあざみ野連携企画
『シリーズ・写真史を体感する』が
いつの間にか秋になり、とうとう最終回を迎えました!
この日は、前回つくったマトリックス(漂白した印画紙)に水をふくませ、
インクをたたいて画像を出していく作業。
午前は練習用のプリントにインキングしていきます。
アトリエにぽんぽんと響くインキングの音…
我慢して、インクをのせていくと
もやっと…!
ピクトリアル鯛…?!
ただ、ぽんぽん叩いているようですが
これが結構難しいのです。
のせすぎてものせなすぎてもいけないし
あまり力強くやってしまうと、画面のゼラチン層がはがれてきてしまいます。
そして、なかなか出て来ないこともありますが、あきらめないことが重要です。
「我慢と優しさが必要ですね…!」(参加者の方・談)
そして、同じネガからのプリントでも、
人によってかなり異なる仕上がりに。
午後はいよいよ参加者のみなさんが
前回、各自のネガからプリント・漂白した印画紙にインキング。
みなさん、気合がちがいます…!!
力作の数々が出来上がりました!!
最後は、比田井さんの技法スペシャル解説と天野学芸員からのレクチャー。
デジタル時代のプリントについても考えながら、第1~3期を振り返りました。
講師の比田井さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました!