夜明けと鶏[パテ28mm映写機]

「イメージの手ざわり」展にあわせて開催する ショーケースギャラリー 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション「ホーム・ムービーのはじまり」展の準備を進める中で かわいらしい鶏を発見しました! パテ映写機1 鶏の下には”Pathé fréres”の文字。 蓋を開けてみると・・・ パテK.O.K 「パテK.O.K」(1912年)という 手回し式の家庭用映写機です! まだ、9.5mmや16mm、8mmが生まれる前に存在した 28mmというフォーマットのフィルム用。 電気系統が一部後補ですが、 ハンドルの感触に 昔の映像の手ざわりを感じます・・・ 最初期の家庭用映写機は 自分の手で速さを調整しながら映写して楽しんでいたんですね。 ”Pathé fréres”はフランス語で、「パテ兄弟」の意。 動く映像は映画館など、公共の場でしかなかなか観られなかった時代。 映画の製作や配給、機器の販売をしていたパテ兄弟は 自社で製作していた映像コンテンツを 家庭でも観られるように このプロジェクターを開発しました。 28mmはフィルムの小型化によって姿を消してしまいますが その精神は、 日本にも輸入されてアマチュアに愛された 次世代の9.5mmの映写機とシネカメラへと引継がれていきます。 夜明けに鳴く鶏は アマチュア映画の夜明けを体現しているようですね。 今回のショーケースギャラリーではスペースの都合上、 残念ながらこの「パテK.O.K」は出品しないのですが 次世代で世界的に普及する9.5mm、16mmの映写機やシネカメラを展示します。 「イメージの手ざわり」展にあわせて是非是非のぞいてみてください。

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