八木良太ワークショップ「音楽の漬け物」レポート:宮原由梨

6月26日に開催した八木良太ワークショップ「音楽の漬け物」を、アートサポーターの宮原由梨さんにレポートしていただきました。
会場の様子 八木さんのワークショップに参加してきました。 今回のタイトルはなんと、「音楽の漬け物」。私が参加しようと思ったきっかけはあまりにもタイトルが面白かったから。 どんなワークショップになるのか本当に楽しみでした。 八木良太さん 八木さんは、京都で活動しているアーティスト。あざみ野では以前も鈴木昭男さんとの展覧会を開催されており、今回は2度目です。 レコードやカセットテープを使って、音にまつわる作品を多く制作されています。 レコードなどを使うようになったきっかけは、学生の頃レコードに出会ったとき、「なぜこれから音が出るのだろう」ということが不思議だったそうで、音の出るしくみなどを追求されるようになったんだとか。 「音楽の漬け物」というタイトルは、漬け物のようにまず方法論をワークショップで覚えて、家に持ち帰り、自分らしい作品を新たに作ってほしいということから名付けたそうです。 事前にもう聞いていない自宅のカセットテープを持参。 20年前に聞いていたものを大量に出してきました。ほこりかぶっていたものたちが作品になることを楽しみにして。 作業開始 最初はレコードからの作業です。レコードを2分割、4分割に切っていき、まずはパーツをつくります。この作業、結構レコードが硬いので大変です。 切ったレコードをつなげていく たくさんのパーツを切ったあとに、パーツを長くつなげていきます。 90度の角度でつながるレコードのパーツは、案外面白いかたちになってつながっていきました。 ただ、全部つなげてループ状態にするとなるとても大変!もう少しでつながるかと思いきや、かたちが合わなかったり、無理やり合わせようとすると、遠くのパーツがゆがんでしまったり。とてもとても繊細な作業でした。 完成したサーキット サーキットと八木さん 車型のプレイヤー 完成した長い長いループレコードに、モーターと車が付いているレコード針を載せ動かしてみました。ちゃんと溝にはまって動くんですね!動き出した時は、参加者みなさん一斉に歓声をあげていました。面白い音がレコードから流れてきましたよ。 自由制作 次はカセットテープを使って、みなさんの思い思いのオブジェを作ります。 普段カセットテープで何かを作ろうという発想はないので、何を作っても自由というのは戸惑ってしまいますね。 テープを巻き直して逆回転カセットを作っている人、大胆に展示室の壁を使ってインスタレーション作品を作っている人。 レコードジャケットでコラージュ作品を作っている人などなど。みなさん独自の作品を作っていました。 ちなみに私は、自分の持ってきたカセットテープを当時自分で書いたラベルなどを織り込みながらぐるぐる球体に巻いた思い出を詰めた作品を作ってみました。 制作中の宮原さん この作品たちは、期間中展示されるそうです。 今まで音楽を聴くことでしか使ったことがないもの、しかも随分前に使わなくなって しまったもので作品が作れるなんてとても新鮮な体験でした。 作ったものから音が出るということもとても不思議で、面白い体験でした。家でも残っ たカセットテープで作品作ってみようと思います。 宮原由梨 (アートサポーター)
展覧会アーカイブ 「音が描く風景/風景が描く音 鈴木昭男・八木良太 展」

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