山下残ワークショップ「相手がいるから私がしゃべる」レポート:守屋佐智子

7月3日に開催した山下残ワークショップ「相手がいるから私がしゃべる」を、アートサポーターの守屋佐智子さんにレポートしていただきました。
あざみ野work shop week最終日の3日、振付家・山下残さんのワークショップに参加しました。 「相手がいるから私がしゃべる」。 およそダンスとは結びつかないタイトルの上に表現するのは言葉との関係。 思わず、その心は!と叫びそうになりながら会場へ入ると、更なる謎が待っていました。 そこに置かれていたのは大小形も様々な流木。 呼吸を合わせる 山下さんと参加者 まず参加者16名と山下氏とがサークルになり、呼吸することと呼吸を合わせることからスタート。 自分以外に呼吸を揃えようとする意識と、誰かが自分の呼吸に合わせているかも知れない意識とが混在し、何とも形容し難い空気感、緊張感を味わった後、いよいよ流木登場。 展開1 4つの展開で進められ、初めは4人1組になり各々が各々の行動を意識しながら流木を手に取り、流木を持っている自分の存在ごと相手に発信。ただし言葉は禁止。 展開2 第2の展開は、好きな流木を一つ選んで2人1組になり、流木が自己紹介している気持ちになって言葉でそれを伝えます。 展開3 これをふまえた上で第3の展開。組んだ相手を変えず、発信した側が出来る限り言葉拙くなって、先に与えた情報を受信した側から引っ張り出します。 展開4(右が守屋さん) 最後第4の展開は、再び4人1組になり初めと同じ振る舞いをしますが、ただ違うのは、流木を手にした人の身体表現を、他の誰かが洞察して言葉にします。 山下さんと参加者 言語を持たなかった太古、身振り手振りでどうにかコミュニケートしてたであろう人類が、言葉を獲得したことで伝達や説明が可能になった、そんな壮大な流れを感じた今回のワークショップ。 言葉を身体表現に、身体表現を言葉に、それ自体が「ダンスやと思ってる」と語る山下氏がとても印象的でした。 山下残さん 守屋佐智子(アートサポーター)
このワークショップでつかった流木を拾ってきたときの様子をこちらでご紹介しています

ブログのカレンダー

2011年7月
« 6月   8月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031