2月16日(土)、「写真家 石川真生―沖縄を撮る」展の関連イベントとして
「沖縄の歌姫 仲田まさえがおくる うちなーの歌と踊り」を開催しました。
仲田まさえさんは、沖縄で大人気の歌手であり、沖縄芝居の「でいご座」3代目座長をつとめる役者さん。
本展の石川さんの出品作《沖縄芝居》では、被写体の一人となっています。
そんな仲田まさえさんが、はるばる沖縄からあざみ野へやってきてくれました。
この日のステージは、まず「四つ竹」という踊りからスタート。

息をのむほどに艶やかな琉球の衣装で登場した仲田さん。
美しい踊りを披露します。
続いて沖縄の歌を歌います。

第一部は「てぃんさぐぬ花」、「安里屋ユンタ~島唄」、「童神~涙そうそう」、「白浜ブルース」、「あめりか通り」
透き通るような歌声が館内中に響き渡りました。

会場は超満員!230名以上のご来場がありました。
そして第一部を終えると石川真生さんが登場。

石川さんは、仲田まさえさんのおばあさんである仲田幸子さん(沖縄の喜劇の女王!)の公私を1977年から1991年にわたって撮影し、《仲田幸子一行物語》という作品として発表しています。
そんな石川さんは、幼い頃からのまさえさんをよく知っています。
この日も沖縄芝居のこと、沖縄の社会状況のことを熱く語りあげます。
続いての第二部は男踊り「長刀」からスタート。

第一部とはうって変わり、勇ましい踊りです。
さらに沖縄の歌が続きます。

「ヒヤミカチ節」、「十九の春」、「島ヤカラー」、「汗水節」、「三線の花」
しっとり歌い上げる楽曲からにぎやかな楽曲まで、仲田さんの表現はとっても多彩です。
そして第二部の最後は・・・

「豊年音頭」にあわせて、石川さんと会場のみなさんが一緒に沖縄の踊りカチャーシーを踊りました。
アンコールに「黄金の花」を歌い、この日のライブは大盛況のうちに幕を閉じました。
仲田さんの表情豊かな歌声と踊りに、会場中があたたかい空気に包まれ、あざみ野に沖縄の風が吹いた、そんな一日でした。
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。
photo:Baryan