【山口勝弘展 関連イベント】「アートなピクニック」を開催しました


アートなピクニックは、視覚に障がいがある人とない人が共に語らいながら展覧会を楽しむ鑑賞会です。 横浜wo発掘suru vol.5「山口勝弘展―水の変容」会期中の11月8日、11人の参加者の方々と当館で活躍してくださっているアートサポーターさん 3人をくわえた 14人が、2グループに分かれて約2時間ゆっくり鑑賞しました。
2グループに分かれて作品鑑賞

2グループに分かれて作品鑑賞

1階展示室では、まずはじめに山口勝弘さんの代表作《ヴィトリーヌ》を鑑賞。この作品は、正面に特殊なガラスを取り付けた額に入った半立体の絵画です。ガラス板の効果によって、見る人の視点が動くと中に描かれた像が揺らいで見えます。作品を前にして視覚障がい者の方と晴眼者の方とが様々な言葉を交わしながら、水面のようにきらめく《ヴィトリーヌ》について語り合い、じっくり味わいました。
山口勝弘さんの代表作《ヴィトリーヌ》を鑑賞(作品=《ヴィトリーヌ 青い惑星》)

山口さんの代表作《ヴィトリーヌ》を鑑賞

東日本大震災の直後に筆をとった《三陸レクイエム》シリーズのコーナーでは、35点に及ぶ絵画と映像に込められた山口さんの東北への熱いエールを読み取り、1989年の横浜博に出品された映像作品《横浜博 水》や映像インスタレーション《WAVE LENGTH(音楽:武満徹)》では、映像の美しさと水滴や波の響きにみんなで浸りました。 picnic-3 picnic-4 続く2階展示室では、絵画《イカロス》シリーズや新作の映像作品、資料コーナーを鑑賞。 山口さんの精力的な活動に舌を巻きながら、鑑賞を楽しみました。
「山口さんは型にはまらない人だね」(参加者のコメントより)

「山口さんは型にはまらない人だね」(参加者のコメントより)

最後に参加者全員で感想を話し合い、終始なごやかな鑑賞会となりました。「視覚障がいの有無にかかわらず、展示室でおしゃべりしながら鑑賞できたことが新鮮だった」「普段よりじっくりと鑑賞できた」 「視覚障がいのある方の洞察力に脱帽した」 「言葉で作品を説明 するのは難しい。でも楽しかった、また参加したい」といった前向きな感想を沢山いただきました。これからも参加者のみなさんに快適に鑑賞していただけるよう、私たちスタッフも工夫していきたいです。

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