残念ながら、5月7日現在横浜市民ギャラリーあざみ野は臨時閉館中のため、
直接ご覧いただくことができませんので、この場を借りて少しご紹介したいと思います。

展示の様子
井口さんは、名古屋市内の「さふらん生活園」で活動しています。
壁一面に展示している全52点の紙作品。それぞれとってもカラフルですが…
これは一体何なのでしょうか?!

井口直人/無題/2019年/紙、インク、複写機
実はこれは、井口さんがカラーコピー機の原稿台に自身の手や顔、
その日手にしていた物を直接置き、2色刷り機能でスキャン(コピー)したものです。
懸賞応募シール、タイムカード、羊毛細工、ミカンなどもスキャンされています。
井口さんは毎日、様々な物や人を、行きつけのコンビニや施設常設の
コピー機を素早く操作して、その時々のリズムや感覚でスキャンしてゆきます。

展示の様子
それから、コピーのシリーズともう一つ、通称”腕章”をケース内展示しています。
お気に入りのコラージュを肌身離さず持ち歩くために、この形態に辿り着いたそうです。

展示の様子
矩形の紙は、透明テープでがっちり補強し、両端に輪ゴムを通す穴が開けられています。

”腕章”シリーズ
館が再開したら、ぜひ近くに寄ってじっくりとご鑑賞ください!
Fellow Art Gallery vol.38 井口直人展
2020年5月7日(木)~7月26日(日)9:00~21:00
※6月22日(月)休館
※5月31日(日)まで臨時休館
会場:アートフォーラムあざみ野 2階ラウンジ(無料スペース)
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