「ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクターに聞く!現代美術のあれこれ」レポート

いよいよ、ヨコハマトリエンナーレ2011開幕まで1ヶ月。 7月2日に開催されたあざみ野カレッジ第3弾は、ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクターであり、 横浜美術館館長の逢坂恵理子さんを講師にお迎えしました。
まずは海外、日本で行われている国際的なアート展の状況についてのお話。 1890年代から2006年に至るまでスタートした国際展はなんと68にも及ぶとか!! (中には終了した国際展もあり) あざみ野カレッジ 講座風景 特に1980年代以降国際展の開催が増えてきたのは、以下の理由が考えられるそうです。 1 1990年代以降、アジア地区での開催活発化は国力に比例 2 文化振興だけでなく都市開発や観光など多要素への期待 3 都市のアイデンティティ創出に文化が不可欠 4 創造産業が台頭し、産業構造が変化 ヴェネツィアビエンナーレや越後妻有トリエンナーレなどの代表的な国際展のお話を交えながら、 各地で国際展が行われるようになったそれぞれの背景を、コンパクトにわかりやすくお話しいただきました。 あざみ野カレッジ 講座風景 そして、いよいよ今年のヨコハマトリエンナーレ2011のお話! タイトルは「OUR MAGIC HOUR  -世界はどこまで知ることができるか?-」。 今回は78名/組のアーティストが国内外から集まります。 かなり幅広い時代から、テーマにあわせて出品作品が選ばれているのも今回の特徴。 過去の作品と現代アート作品を並べて展示するなど、 過去から現代の作品を照射する、時空間を越えた展示も今回の見所の一つです。 深く哲学的な思索を導く作品もあれば、誰もが参加できる参加型の作品もあり、 さまざまな人が、さまざまな切り口からアクセスできる企画です。 あざみ野カレッジ 講座風景 最後には、会場からの質疑応答。 「横浜らしさをどのようにだしていくのか?」 「アーティストの選考基準は?」 「継続して行われる国際展なだけに作品を残していって欲しい」 などなど、皆さんトリエンナーレにかなり注目していることがひしひしと伝わってきました。 ヨコハマトリエンナーレ2011 総合ディレクター逢坂恵理子さん 「現代美術はわからない、と言うのではなく、まずは好きか嫌いか。 どういう風にその作品を見て感じたか。 現代美術の鑑賞は、作品を見たときの感情と向き合うことから始まると思います」 とは逢坂さんからのお話。 皆さんもぜひヨコハマトリエンナーレ2011に足を運んでみては? トリエンナーレ広報サポーターさん ※講座の最後にヨコトリ2011宣伝チームの方がトリエンナーレを宣伝。 一般前売券は当日券より400円もお得。当館総合受付でも販売中です!
ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR   -世界はどこまで知ることができるか?- 2011年8月6日(土) ― 11月6日(日) 11:00-18:00 ※入場は17:30まで 休館日:8月、9月の毎週木曜日、10/13(木)、10/27(木) 会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫、その他周辺地域 http://www.yokohamatriennale.jp/

山下残ワークショップ「相手がいるから私がしゃべる」レポート:守屋佐智子

7月3日に開催した山下残ワークショップ「相手がいるから私がしゃべる」を、アートサポーターの守屋佐智子さんにレポートしていただきました。
あざみ野work shop week最終日の3日、振付家・山下残さんのワークショップに参加しました。 「相手がいるから私がしゃべる」。 およそダンスとは結びつかないタイトルの上に表現するのは言葉との関係。 思わず、その心は!と叫びそうになりながら会場へ入ると、更なる謎が待っていました。 そこに置かれていたのは大小形も様々な流木。 呼吸を合わせる 山下さんと参加者 まず参加者16名と山下氏とがサークルになり、呼吸することと呼吸を合わせることからスタート。 自分以外に呼吸を揃えようとする意識と、誰かが自分の呼吸に合わせているかも知れない意識とが混在し、何とも形容し難い空気感、緊張感を味わった後、いよいよ流木登場。 展開1 4つの展開で進められ、初めは4人1組になり各々が各々の行動を意識しながら流木を手に取り、流木を持っている自分の存在ごと相手に発信。ただし言葉は禁止。 展開2 第2の展開は、好きな流木を一つ選んで2人1組になり、流木が自己紹介している気持ちになって言葉でそれを伝えます。 展開3 これをふまえた上で第3の展開。組んだ相手を変えず、発信した側が出来る限り言葉拙くなって、先に与えた情報を受信した側から引っ張り出します。 展開4(右が守屋さん) 最後第4の展開は、再び4人1組になり初めと同じ振る舞いをしますが、ただ違うのは、流木を手にした人の身体表現を、他の誰かが洞察して言葉にします。 山下さんと参加者 言語を持たなかった太古、身振り手振りでどうにかコミュニケートしてたであろう人類が、言葉を獲得したことで伝達や説明が可能になった、そんな壮大な流れを感じた今回のワークショップ。 言葉を身体表現に、身体表現を言葉に、それ自体が「ダンスやと思ってる」と語る山下氏がとても印象的でした。 山下残さん 守屋佐智子(アートサポーター)
このワークショップでつかった流木を拾ってきたときの様子をこちらでご紹介しています

八木良太ワークショップ「音楽の漬け物」レポート:宮原由梨

6月26日に開催した八木良太ワークショップ「音楽の漬け物」を、アートサポーターの宮原由梨さんにレポートしていただきました。
会場の様子 八木さんのワークショップに参加してきました。 今回のタイトルはなんと、「音楽の漬け物」。私が参加しようと思ったきっかけはあまりにもタイトルが面白かったから。 どんなワークショップになるのか本当に楽しみでした。 八木良太さん 八木さんは、京都で活動しているアーティスト。あざみ野では以前も鈴木昭男さんとの展覧会を開催されており、今回は2度目です。 レコードやカセットテープを使って、音にまつわる作品を多く制作されています。 レコードなどを使うようになったきっかけは、学生の頃レコードに出会ったとき、「なぜこれから音が出るのだろう」ということが不思議だったそうで、音の出るしくみなどを追求されるようになったんだとか。 「音楽の漬け物」というタイトルは、漬け物のようにまず方法論をワークショップで覚えて、家に持ち帰り、自分らしい作品を新たに作ってほしいということから名付けたそうです。 事前にもう聞いていない自宅のカセットテープを持参。 20年前に聞いていたものを大量に出してきました。ほこりかぶっていたものたちが作品になることを楽しみにして。 作業開始 最初はレコードからの作業です。レコードを2分割、4分割に切っていき、まずはパーツをつくります。この作業、結構レコードが硬いので大変です。 切ったレコードをつなげていく たくさんのパーツを切ったあとに、パーツを長くつなげていきます。 90度の角度でつながるレコードのパーツは、案外面白いかたちになってつながっていきました。 ただ、全部つなげてループ状態にするとなるとても大変!もう少しでつながるかと思いきや、かたちが合わなかったり、無理やり合わせようとすると、遠くのパーツがゆがんでしまったり。とてもとても繊細な作業でした。 完成したサーキット サーキットと八木さん 車型のプレイヤー 完成した長い長いループレコードに、モーターと車が付いているレコード針を載せ動かしてみました。ちゃんと溝にはまって動くんですね!動き出した時は、参加者みなさん一斉に歓声をあげていました。面白い音がレコードから流れてきましたよ。 自由制作 次はカセットテープを使って、みなさんの思い思いのオブジェを作ります。 普段カセットテープで何かを作ろうという発想はないので、何を作っても自由というのは戸惑ってしまいますね。 テープを巻き直して逆回転カセットを作っている人、大胆に展示室の壁を使ってインスタレーション作品を作っている人。 レコードジャケットでコラージュ作品を作っている人などなど。みなさん独自の作品を作っていました。 ちなみに私は、自分の持ってきたカセットテープを当時自分で書いたラベルなどを織り込みながらぐるぐる球体に巻いた思い出を詰めた作品を作ってみました。 制作中の宮原さん この作品たちは、期間中展示されるそうです。 今まで音楽を聴くことでしか使ったことがないもの、しかも随分前に使わなくなって しまったもので作品が作れるなんてとても新鮮な体験でした。 作ったものから音が出るということもとても不思議で、面白い体験でした。家でも残っ たカセットテープで作品作ってみようと思います。 宮原由梨 (アートサポーター)
展覧会アーカイブ 「音が描く風景/風景が描く音 鈴木昭男・八木良太 展」

佐々木卓也展、始まりました。

佐々木卓也展 展示風景

当館2階ラウンジの「Fellow Art Gallery」のコーナーでは、
6月19日(日)より佐々木卓也さんの作品を紹介しています。

今回ご紹介するのは最近描き上げた新作ばかり。
展示されている絵画作品は6点ですが、
佐々木さんは同じモナリザをテーマにして、
まったく違うタイプのモナリザを同時期になんと20枚も!描き上げたそうです。
一番右の作品は、《モナリザ》とダ・ヴィンチの他の名画がミックスされているんですよ。
ぜひご覧になって、確かめてみてくださいね。

このスペースにはゆったりとした椅子もあります。
佐々木さん流に生まれ変わったモナリザと初夏の昼下がりを過ごしてみては?

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Fellow Art Gallery vol.3
佐々木卓也 展

2011年6月19日(日)~8月28日(日) 9:00~21:00
※6月27日(月)、7月25日(月)、8月22日(月)休館
※その他、電力供給不足対応のため、臨時休館となる場合がございます

会場:アートフォーラムあざみ野 2階ラウンジ(無料スペース)

https://artazamino.jp/event/fag03/

【参考記事】
★佐々木卓也さんさん「ドラえもんを描く」展大賞受賞(2010年)
https://artazamino.jp/2010/12/01/fellowartgallery/

★佐々木卓也公式HP
http://takuya.page.ne.jp/

カラフルな鳥があざみ野にやってくる!

ヨコハマトリエンナーレ2011応援企画

「こどもアトリエ村2011春 ヨコハマ・アート・ピクニック」作品展示のお知らせ

ヨコハマアートピクニック 横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される『横浜wo発掘suru vol.2あざみ野Workshop Week』の期間中、今年5月に横浜美術大学でおこなわれたヨコハマトリエンナーレ2011応援企画「こどもアトリエ村2011春 ヨコハマ・アート・ピクニック」の作品が展示されます。 ヨコハマ・アート・ピクニックでは、横浜の黄金町で活動するアーティスト・竹本真紀さん、フタミフユミさん、さかもとゆりさんを講師に、〈鳥〉をテーマにワークショップをおこないました。当日は100名を超える親子が参加し、カラフルな紙やテープ、絵具などを使って、色とりどりの〈鳥〉を完成させました。ワークショップには、横浜トリエンナーレサポーターも加わり、子どもたちの制作サポートやヨコハマトリエンナーレ2011の広報活動をおこないました。 アーティストとの交流を通して制作された〈鳥〉が、横浜市民ギャラリーあざみ野からヨコハマトリエンナーレ2011に向けて飛び立ちます。ぜひご覧ください。 参加者の様子
展示期間:2011年6月25日(土)~7月3日(日) (6/27休館)
10:00~16:00(土日は~17:00)
展示場所:当館エントランスロビー、展示室1
入場無料

山下残さんが流木ひろい

「あざみ野 Workshop Week」の中で、最終日7月3日に開催する山下残さんのワークショップ
「相手がいるから私がしゃべる」の準備のために、山下残さんがあざみ野を来訪されました。

この日の目的は、ワークショップにつかう「流木」をひろうこと。
車であざみ野を出発し、川をのぼったりくだったりしながら探索しました。

川のほとりにたたずむ残さん

初めはなかなかみつかりませんでしたが、ついに大物も発見!

流木をはこぶ残さん

流木や枝など、たくさんの収穫がありました。

流木や枝をまとめる残さんと館長

※ 山下残さん(左)と館長(右)、偶然のペアルック。

現在ワークショップの参加者を絶賛大募集中です。
山下残さんは、
「ダンスをしている人に限らず、いろいろな人に参加してほしい」
と話しています。
いったいワークショップでは流木からどんな物語が紡ぎだされるのでしょうか・・・?
みなさまのご参加をお待ちしております!

山下残ワークショップ「相手がいるから私がしゃべる」
7月3日(日) 13:30~16:30
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
対象・定員:中学生~大人20名程度(応募多数の場合抽選)
申込締切:6月23日(木)必着

「美術ライターに学ぶ、アートの伝え方」レポート:川口朋美

6月4日に開催したあざみ野カレッジ「美術ライターに学ぶ、アートの伝え方」を、アートサポーターの川口朋美さんにレポートしていただきました。 講師の白坂さんと参加者のみなさん 今日は梅雨の貴重な中休み。 初夏を思わせる陽気の中、横浜市民ギャラリーあざみ野のアトリエにてあざみ野カレッジ「美術ライターに学ぶ、アートの伝え方」が開催されました。 講師は『美術手帖』やウェブ[art scape]で活躍中のアートライター白坂ゆり氏。 白坂氏はOLから「ぴあ」編集部に転職、その後フリーのアートライターとして様々な雑誌やウェブにアート関連の記事を寄稿。 その文章はとても誠実で、客観性のあるレポートとして読むことが出来ます。 プログラム前半は白坂氏の自己紹介に始まり、プロジェクター映像も利用され、取材や展覧会づくりに参加したアートの現場を紹介。 現在、アートにどんなムーブメントがあるのかもお伝えいただきました。 そして後半はご自身の「アートライティングの作法」について丁寧なレクチャーを展開。 作品と出会ったときに生まれる自分の主観を、「制作プロセスを含めた作家への取材を通じて、他者のものの見方を知る」一方で「それをまったく知らない眼で見たらどうか」と客観的に検証するというアプローチを提案されました。 それは、新しい自分を発見していくことにもなるといいます。 その内省的な作業が感性と知性、どちらにも偏らないクールな文章を紡ぎ出しておられるのでしょう。 本日の授業、自分のライティングの参考にさせていただくだけでではなく、様々なメディアで白坂氏の「アートとの出会い」に遭遇する楽しみにも繋がっていきそうです。 川口朋美(アートサポーター)

「長谷川潔展」アートサポーター鑑賞会

横浜市民ギャラリーあざみ野では年に数回、登録アートサポーターの方を対象とした美術鑑賞会を催しています。 というわけで、6月11日(土)。 あざみ野アートサポーターの皆さんと横浜美術館へ行ってまいりました。 あいにくの大雨にもかかわらず、総勢14人のサポーターさんが集まりました。 あざみ野アートサポーターさんたち この日鑑賞した「生誕120年記念 長谷川潔展」は、 本来この時期に開催される予定だったプーシキン美術館展が、 3月の東日本大震災の影響を受けてキャンセルになってしまったため、 横浜美術館の約800点に上る長谷川潔の版画コレクションを活かし、急遽企画されたもの。 急ごしらえの展覧会とは思えないほど、内容の充実した展覧会で、 改めて横浜美術館のコレクションの豊かさと学芸力の高さに皆さん感心されていました。 会場に入る前に、横浜美術館 担当学芸員の木村さんからレクチャー。 学芸員の木村さん この展覧会は、長谷川潔の初期から晩年までの版画作品を網羅的に紹介し、 あわせて下絵や銅原版、道具類なども含め、200点余りで創作の軌跡をたどれるというもの。 幅広いテーマ、技法に取り組んでいた様子がよくわかります。 展示の最後に、最晩年に取り組んだ長谷川独特のマニエル・ノワールの世界も十分堪能することができ、 時間がいくらあっても足りないような展覧会でした。 レクチャーの様子 鑑賞するときは、それぞれ一人で見たり、二人で見たり。 最後は皆さん美術館のカフェ小倉山に集合してお昼タイム。 このときに今日見た作品について皆さんで振り返るのが、 これもまたサポーター鑑賞会の醍醐味なのです。
【横浜美術館 生誕120年記念 長谷川潔展公式HP】
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/hasegawa/exhibit.html

ハッピーキャッププロジェクト第2弾開催しました

5月31日、横浜市民ギャラリーあざみ野で第2回目となる「ハッピーキャッププロジェクト」を開催しました。 「ハッピーキャッププロジェクト」とは、「あざみ野コンテンポラリー」出品作家の映像作家・松本力さんとお母様の帽子作家・松本由伎子さんの呼びかけで始まった、東日本大震災の被災地に指編みのニット帽をおくるプロジェクトです。 4月に、アートサポーターさんを中心に第1回目を開催し、多くの反響をいただいて第2回目の開催となりました。
左から松本由伎子さん、松本力さん

左から松本由伎子さん、松本力さん

はじめにお二人から、このプロジェクトの趣旨と、前回の報告がありました。 この日参加してくださったのは約50名。たくさんの方々にお集まりいただきました。 編み方を説明する松本由伎子さん 指編みは編み棒を使わないので、編み物が初めての方にも取り組みやすい編み方です。 指をつかう編み目は大きくて、通気性にも優れたあたたかい帽子ができます。 みなさん真剣に説明に聞き入ります。 会場の様子 みなさんが持ち寄った毛糸で色とりどりの帽子ができていきます。 今回は、このプロジェクトを新聞で知った方々から、毛糸のご寄付もいただきました。 指編みの様子 そしてこの日完成した「ハッピーキャップ」の一部です。 それぞれに個性のあるすてきな帽子ができました。 完成したハッピーキャップの一部 今回つくった帽子は、松本力さんデザインの本型タグに作者のメッセージを書き入れて、東北地方が寒くなる秋に被災地へ届ける予定です。 ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

あざみ野カレッジ開校!「デザインとアートディレクション」

会場の様子 昨年度からオープンカレッジを開校してきた「あざみ野カレッジ」が、ついに5月22日から本格始動しました! 「あざみ野カレッジ」とは、アートの領域をひろげ、生活の中にあるもっといろいろ知りたいことを学ぶための学び舎。 記念すべき第一回目の講座はアートディレクターで株式会社10代表の柿木原政広さんによる「デザインとアートディレクション」を開催しました。 柿木原政広さん お話は、ご自身の子どもの頃のかわいい写真からスタート。 子どもの頃からの経験の積み重ねが自分を形成し、人は経験によって判断することができるようになる、 デザインは判断の積み重ねで成り立っているのだとお話されました。 テニスに打ち込んだ大学時代は、心理戦であるテニスの魅力にひきつけられたそうです。 また、ここでは学部の違う様々な価値観をもつ仲間との楽しい思い出も。 他分野の人と関わることを楽しむ柿木原さんはこの頃からずっと変わらないんですね。 そしてデザイン会社に入社。 そこでは師匠からまず「お茶汲み」の大事さを説かれたそうです。 全ては思いやりと気遣いから始まる・・・全てに通じる考えです。 また、徹夜の多い大変な状況でも、つらさを遊んでしまうくらいの心意気で、いつも仲のよい仲間たちと過ごしていたそうです。 そしてその頃から柿木原さんの仕事にいつも通底していることは、 自分の能力をちょっと飛び出る+αをがんばること。 その少しの努力が次につながっていく。そこにつながる偶然は、後から考えると必然となっているそうです。 Rocca対決! デザインもアートディレクションもコミュニケーションであると言う柿木原さん。 これまでの様々なお仕事についてもご紹介いただきましたが、 最後には、トゥルーリ・オカモチェクさん考案、柿木原さんデザインのカードゲームRoccaで遊びました。 「Rocca」は先頃、世界のグラフィックデザイン界をリードするニューヨークADCのsilverと、世界3大広告賞の1つ ONE SHOWのMerit賞を受賞したばかり! 楽しく美しい、新感覚のカードゲームです。 デザインだけのお話だけでなく、普段の生活の中で思い出したいお話がいっぱいで、会場のみなさんは深くうなずきながら耳をかたむけていました。 柿木原さん、ご参加いただいた皆様どうもありがとうございました。 あざみ野カレッジでは、今後も様々な講座を予定しています。 ぜひ今後の皆様のご参加をお待ちしております。