展覧会シリーズ

スーパーピュア展2008 アートは障がいを超える

【アーカイブ】


工房絵 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

工房絵 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

工房絵 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto


工房しょうぶ 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

工房しょうぶ 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

工房しょうぶ 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto


アートかれん 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

アートかれん 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

アトリエパンパキ 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto


アトリエパンパキ 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

麻生養護学校 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto

ワークショップ参加作品 展示風景
photo:Norihisa Hashimoto


「アートかれん☆一日体験」
参加者全員で完成した絵を鑑賞

工房しょうぶ
「自然からの音楽」
by 桃の花オーケストラ

工房絵「JAMBAND TAKATAKA」
歌と踊りも加わって大盛り上がり

アートフォーラムあざみ野開館3周年のお祭りと共に、にぎやかに始まった「スーパーピュア展2008」。「スーパーピュア展」は、「横浜トリエンナーレ」と同時期に毎回開催され、障がいのある方たちの作品を紹介してきた展覧会。その第3回展として、あざみ野では初めて開催されました。
展覧会場には施設や養護学校、アトリエ、本展関連ワークショップの参加者など約100人による作品231点が展示され、のべ4362人の方々にご覧いただきました。またシンポジウムやワークショップ、演奏会などの関連事業の開催や、出品団体のグッズ販売(大人気でした!)のほか、展覧会特製バッグ1000枚を地元のたまプラーザの商店会のご協力を得て配布していただくなど、多くの方々に様々な側面から本展と関わっていただきました。
カメラのような記憶力で正確に再現して描く人。デジタル文字のように何でも四角く描く人。図鑑を1頁目から順番に描く人。糸の上に幾重も糸を重ねて刺繍し、しまいにりんご大の塊になった作品。1日に5針、1年以上刺し続けてようやく出来上がる作品。どこでも、いつでも何かをつくり続けている人。障がいのある人の、事やモノとの関わり方のテンポや集中力は少し違っている場合があります。しかし今回の出品団体のように、その人らしさが認められる環境によって、その人にしかできない作品が次々と生み出されています。また、アートの制作の時間を通して、誰もがそうであるように、障がいのある人も安心、充実感、喜びを得ています。そして作品は、展覧会や販売、製品化などを通じて、障がいのある人が社会に関わる「窓」となり、たくさんの人に感動をあたえています。出品者の保護者の方が展覧会を見て、「皆と同じであってほしいと長年思っていたけど、違うのですね」と感想を残してくださいました。違いを認め合いながら、見えてくるもの。この展覧会を通して何かを感じていただけたなら幸いです。




ART FORUM FESTIVAL 2008
スーパーピュア展2008  アートは障がいを超える



「スーパーピュア」展は、2001年の第1回展以来、横浜トリエンナーレと時期を合わせて開催し、障がいのある方の表現を紹介してきた展覧会です。今年第3回となる「スーパーピュア2008」展をあざみ野で開催します。
ある意味でアート(芸術)とは、私たちがもつ感覚を研ぎ澄まし、純化していく行為といえるのではないでしょうか。最近「アウトサイダー・アート」という名前で定着しつつある、障がいのある方たちの作品は、時に目的として生み出されるよりも、一瞬一瞬の行為による充足の結果として生み出されます。しかしその行為は「生」の芸術と呼ばれるように、最も人間の本質に近い部分に迫る作品を生み出すことがあります。独自の世界観をもつそれぞれの作品の真っ直ぐでシンプルな表現は、きっと見る人の心の根幹を揺さぶることでしょう。
本展では、作品の展示のほかに、シンポジウムやワークショップ、コンサートなど、本展をより深く理解していただくためのアプローチを様々用意しています。障がいがあることを超えて、障がいのある人と社会のつながり、そしてアートのもつ力と可能性を共に考えてみませんか?

●会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室 1・2
●会期 2008年10月24日(金)-11月9日(日) 10:00-18:00(入場は17:30まで)
10月27日(月)休館
●入場料 一般 300円
高校生以下、障害者手帳をお持ちの方とその同伴者(1名)無料
※入場券として出品作品をデザインしたオリジナルバッジを差し上げます(会期中再入場可能)。
※10月25日(土)・26日(日)のアートフォーラムフェスティバルの日は入場無料


●関連企画・情報

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シンポジウム プログラム プログラム 出品団体紹介
●出品参加団体
◆工房しょうぶ(鹿児島県鹿児島市)
◆工房絵(神奈川県平塚市)
◆アートかれん(横浜市港北区)
◆アトリエパンパキ(川崎市高津区)
●特別出品
◆神奈川県立麻生養護学校高等部表現支援コース美術グループの皆さん
(通称:ANKALA)(川崎市麻生区)
◆ワークショップ「手で見るかたち さわる不思議」参加者作品
事前に行われたワークショップの参加者による作品を展示。視覚以外の五感をつかって、「ぬくもり」をテーマに制作しました。
ワークショップ主催: クリエイティブ・アート実行委員会
講師:西村陽平(アーティスト)

参加アーティスト

アトリエパンパキ(あとりえ ぱんぱき)

毎月1回、高津養護学校(川崎市高津区)の一室に、絵を描くことが好きな人たちが障がいがあるなしに関わらずに集まり、絵を描いている。参加者の中には世話人はいるが指導者はいない。一緒にお昼を食べたりお茶を飲んだりしながら、誰も…

アートかれん(あーと かれん)

「アートかれん」(横浜市港北区)は2002年4月に開所。東急東横線・大倉山駅から程近い、商店街の中にあるギャラリー兼アトリエである。絵画、手織り、紙漉きなどの制作活動とともにギャラリーの企画運営を行う。生活の自立のための…

神奈川県立麻生養護学校 表現支援コース(かながわけんりつあさおようごがっこう)

「肢体不自由部門」と「知的障害部門」が併置され、それぞれに小・中・高等部を持ち、2008年現在約290人の児童生徒が通う。高等部ではコース制を取り入れ、全国的にも例の少ない「表現支援コース」を設置。音楽グループと美術グル…

川戸 由紀(かわど ゆき)

1984年横浜市生まれ、横浜市在住。2003年より「アートかれん」に所属。 ディズニーや子供番組のショーが大好きで、そのキャラクターが絵画や刺繍で表現される。また、渋谷や新宿などの街を定点カメラから見た絵も描く。それらは…

工房しょうぶ(こうぼう しょうぶ)

鹿児島市の近郊、吉野台地の豊かな環境に知的障害者支援施設「しょうぶ学園」がある。その中にある「工房しょうぶ」は、刺繍・木工・陶芸・染め織り・和紙・園芸・パンなどの創作活動や音楽活動を通じて、施設生活そのものが「与えられる…

西川 匠(にしかわ たくみ)

1986年川崎市生まれ。アトリエ・パンパキのメンバー。アートの才能は幼少時代から花開き、周りの友だちや大好きなゲームの世界などを独特の絵と字で表現してきた。その作品は「熟成」がポイント。題材だけでなく紙や画材も自分の眼に…