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写真表現の現在を切りとる企画展と約1万件の横浜市所蔵カメラ・写真コレクションを様々な切り口で紹介するコレクション展を同時開催する「あざみ野フォト・アニュアル2022」を開催しました。
企画展では、写真家・中井菜央による「雪の刻」シリーズを紹介しました。中井氏は2015年から毎冬奥信越といわれる豪雪地新潟県津南町、十日町市、長野県栄村に通い、撮影を続けてきました。2020年からは約1年現地に滞在し、本展では「雪が律する時間」を捉えた新作54点を発表しました。会期中は津南町農と縄文の体験実習館なじょもん学芸員で考古学者の佐藤雅一氏との対談や、中井氏が自身の活動を中心に、奥信越での撮影や出品作について語るアーティスト・トークを開催し、同タイトルの新刊写真集『雪の刻』も発刊されました。