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様々なかたちでアーティストや表現に出会う子どものための展覧会「あざみ野こどものぎゃらりぃ」。12回目となった今回、展示室1では、「クルクルまわすと動き出す」をテーマにアニメーション作品を多数展示しました。7組のアニメーション作家・絵本作家による「アニメーション・ターンテーブル」は作品ごとにちょうどよい速さでまわすのが絵を動かすコツ。ぴったりの速さになったときの「あ、動いた!」という子どもたちの反応が印象的でした。この他、出品作家のうちの1組パンタグラフによる《ストロボの雨をあるく》や、当館に収蔵している横浜市所蔵カメラ・写真コレクションより19世紀に発明されたアニメーション装置なども展示しました。会期中には出品作家のうちの1組OHRYS BIRD(オーリーズ バード)のお二人を講師に招いてのワークショップ「やってみよう!ゾートロープ」や、いつでも参加できる工作コーナーなど、自分でつくる体験を通して理解をより深める機会も。 展示室2では、横浜市立山内小学校へのアウトリーチ「自分の思いと写真」や事前ワークショップ「手づくり写真集に挑戦!」で子どもたちが撮影した写真を展示しました。参加した子どもたちからは「選ぶのって悩む」とどこか嬉しそうな感想があり、また来場者からは「子どもたちのそれぞれの想いが伝わってくる」といった感想が寄せられました。 最終日のあざみ野ナイト「世界を旅する夫婦アーティストusagininegn映像と音楽のライブショー」では、絶妙な呼吸で展開する映像と音楽が幻想的な夜を演出しました。