横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

「Revealed – 3つの個人コレクション – 」 Joytech Collection、照井コレクション、G foundation Collection

概要

3つのプライベート・コレクション合同による現代美術展。約100点。

三つの個人コレクション、「Joytech Collection」「照井コレクション」「G Foundation Collection」の所蔵品を紹介。いずれも、パブリック・コレクションと呼ばれる美術館などの公的機関によるコレクションとは対極的に、他者に阿ることのない独人的感性によって形成されてきた現代美術コレクションです。個人蒐集家・コレクターと呼ばれるようなささやかで趣味的な収集活動から始まり、およそ15~20年にわたって粛々と集められたコレクションは、現在までにそれぞれ数百点に至っており小規模な公的コレクションにも迫ります。三者が文字通り心血を注いで集めてきたコレクションは、アカデミスムでもなく、承認欲求でもなく、歴史的価値でもなく、資産的価値でもなく、ただ一個の作品の力が一人の人間の心を突き動かしたという圧倒的なリアリティの蓄積です。それらを一堂に会することで、公的な美術史には未だ記述されていない極めて同時代的かつアクチュアルな日本現代美術がそこに現れてくるはずです。

会期中にはトークイベント、ワークショップの開催、教育・福祉関連への募金活動なども実施予定です。

各コレクションについて・展示作家・作品画像などの詳細情報
  • 日程 2024年4月24日(水)〜5月5日(日・祝)
  • 時間 10:00~18:00、(初日)10:00~、(最終日)~18:00
  • 料金 無料
  • 会場 展示室1・2F全室
  • 主催 現代アートPrivate Collection実行委員会
  • 共催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
  • 第8回横浜トリエンナーレ応援プログラム
  • 関連リンク

横山奈美「Shape of Your Words - K.T. -」2022/麻布に油彩/131x163cm Photo:Hayato Wakabayashi (C)Nami Yokoyama Courtesy:Kenji Taki Gallery

金氏徹平「Teenage Fan Club #99」2020/プラスチックフィギア、ホットグルー/420x260x310mm Photo:hiroshi noguchi Courtesy:Art Front Gallery

塩田千春「State of Being (Pages)」2021/鉄枠、糸、紙/70x35x35cm  Photo:Sunhi Mang (C)JASPAR, Tokyo, 2023 and Chiharu Shiota

関連イベント

アーティスト

Joytech Collection
Joytech Co., Ltd. 代表取締役山口英雄によるコレクション。奈良美智の作品購入をきっかけとして 2005 年より現在までにおよそ400点の作品を収集、多 くの現代アーティストとも交流。近年は瀬戸内国際芸術祭や PROJECT ATAMI に協賛するなど、アート普及のための支援活動にも取り組む。同館において2006 年にもコレクション 展 (奈良美智、Andy Warhol) を開催しており、本展は二度目の機会となる。

■展示作家:淺井祐介、東弘一郎、石田恵嗣、浦川大志、上野裕二郎、海老原靖、大野修、岡田佑里奈、金氏徹平、興梠優護、小杉慈樹、後藤夢乃、佐藤雅治、塩田千春、杉原玲那、鈴木ヒラク、髙橋恭司、多田圭佑、友沢こたお、仲衿香、長島伊織、名和晃平、藤森哲、本城直季、松浦美桜香、森村泰昌、山中雪乃、山ノ内陽介、ユアサエボシ、横山奈美、Elena Tutatchikova、Jadé Fadojutimi、Wolfgang Tillmans

照井コレクション
コレクター照井氏 ( 建築家でもある ) によって約 20 年にわたって形成されてきたコレクション。独自に情報を集め、関心を持てば自らの足と目で確かめながら いち早く若い才能を見出してきた。自身の感性に共感する作品のみを集め続けた結果、個人コレクションとしての極めて強いテイストがある。

■展示作家:有賀慎吾、飯田美穂、磯村暖、猪瀬光、岩崎奏波、スクリプカリウ落合安奈、小津航、水上愛美、三宅玄朗、辻響己、都築響一、土肥美穂、早川祐太、樋口明宏、堀聖史、山田康平、ユアサエボシ、Ahmed Mannan
G foundation Collection
創設者の大石氏により2008年から収集された900点以上の作品からなる。2021年より財団化、G foundation を設立。今後は本格的にパブリック・ コレクションとしての活動へシフトしていくにあたって、本展が最初の一般公開となる。国内外数箇所にコレクション施設の展開を計画中。

■展示作家:伊勢克也、植村佳乃子、浦川大志、榎倉康二、大竹伸朗、木村翔馬、工藤麻紀子、佐藤翠、佐藤玲、菅木志雄、髙橋恭司、長井朋子、名もなき実昌、二艘木洋行、原口典之、藤幡正樹、風能奈々、松本陽子、山田周平、山本和真、吉澤美香、Alex Dodge、Elena Tutatchikova、Lee Kit、ob、John Yuyi

関連資料