横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

ショーケースギャラリー 古屋湖都美展

Showcase Gallery

概要

9月よりショーケースギャラリーでは古屋湖都美による作品をご紹介します。
古屋は、布の既製品を「ほぐす・縫う・編む」といった行為を繰り返すことで、素材そのものが作品として立ち現れる瞬間を探るように制作を行っています。そのプロセスは、日常に潜む記憶や違和感を静かに浮かび上がらせるものです。
本展で古屋は、エントランスロビーを回遊すると作品とふいに出会うような展示を試みます。どこかで見たことがあるようで、でも少し不思議——そんな感覚を呼び起こす、古屋作品ならではの世界をお楽しみください。

【ショーケースギャラリー】
横浜市民ギャラリーあざみ野では、エントランスロビーのショーケースで新進アーティストの作品を紹介しています。このシリーズ展は、来館者が行き交う空間の特性を活かした展示や関連事業をアーティストと共につくります。ふと目に留まる作品との出会いを、ぜひお楽しみください。

※12月10日(水)~19日(金)は一部の作品はご覧いただけません。ご了承くださいますようお願い申し上げます。

[画像]《DAILY NECESSITIES CANVAS (SM-S・四)》2023年/黄色い縁の軍手、糸、待針、木製パネル
  • 日程
  • 時間 9:00〜21:00
  • 休館日 9月22日(月)、10月27日(月)、11月24日(月・振休)
  • 料金 無料
  • 会場 1Fエントランスロビー
  • 主催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
  • 協力 THE POOL、香村ひとみ
《DAILY NECESSITIES CANVAS(イトノウエノイト 32)》

《DAILY NECESSITIES CANVAS(イトノウエノイト 32)》2023年/絹手縫糸、厚紙、アクリル絵具

DAILY NECESSITIES CANVAS(ピンク色の縁の布巾)

《DAILY NECESSITIES CANVAS(ピンク色の縁の布巾)》2025年/布巾、糸、アクリル絵具

DAILY NECESSITIES CANVAS(黄色い縁の軍手)2023l

《DAILY NECESSITIES CANVAS(黄色い縁の軍手)》2023年/軍手、糸、紙管

作家情報

古屋湖都美ポートレイト
古屋湖都美 ふるやことみ
[ステイトメント]
日常の中に見られる布をモチーフに、既製品に手を加えたり、形を模して布をつくったりすることで、布の存在や構造を見つめ直し再解釈を行います。何かを思考するときに、目の前のものを一度手に取って関係をつくることを制作として試みています。

[プロフィール]
1997年東京生まれ。2024年東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修了。近年の主な個展に2024年「イトノウエノイト」JINEN GALLERY(東京)、2025年「キャンバスノッツふいに」THE POOL(広島)。主なグループ展に2023年古屋湖都美•まるやまさとわ二人展「再三再四メモリ」下北沢アーツ(東京)、2023年「NUNO 5つの現代テキスタイルアート」Bunkamura Gallery 8/ (東京)、2024年「Neither」Marco Gallery(大阪)、2024年「末永史尚企画|千原真実 古屋湖都美 光藤雄介|トレース何か」See Saw gallery + hibit(愛知)。