横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

Gallery in the Lobby ディテクティヴカメラ

Gallery in the Lobby / Detective Cameras

ディテクティブカメラ バナー

概要

19世紀末に感度(光に反応する性質)の高い感光材料であるゼラチン乾板が誕生すると、写真の撮影時間は短縮され、カメラにシャッターが付くようになります。また、撮影の現場で薬品処理をする必要がなくなり、市販の乾板を複数カメラに装填したまま撮影ができるようになりました。各メーカーは、撮影時に内部に装填した乾板の位置を入れ替えられるように、様々な仕掛けのあるカメラを生み出しました。
これらのカメラのうち、シンプルな箱型の外観や他の日用品の姿を借りた製品は、それまでのカメラに比べて被写体に気づかれないうちにさりげなく撮影ができることからディテクティヴ(探偵)カメラと呼ばれます。
本展では、様々なアイデアを凝らしたディテクティヴカメラを特集します。

[画像] シンプレックス・ディテクティヴカメラ/E & H・T・アンソニー & カンパニー/1888年頃

【横浜市所蔵カメラ・写真コレクションとは】
横浜は日本における写真発祥の地の一つとして、近代日本の写真映像文化の発展に大きく貢献したと言われています。 横浜市ではこうした歴史を踏まえ、映像文化都市づくりを進めるため、 アメリカのサーマン・F・ネイラー氏が 40 年にわたって世界各地から収集したカメラ、写真、写真関連アクセサリー、資料及び文献のコレクション約1万件を平成5・6年度に取得しました。横浜市民ギャラリーあざみ野は本コレクションを収蔵し、保存・活用事業を行っています。
  • 日程 2024年10月22日(火)~11月10日(日)
  • 時間 9:00~21:00
  • 料金 無料
  • 会場 1Fエントランスロビー
  • 主催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
  • 協力 城西国際大学メディア学部ニューメディアコース(Webバナー/展示内コンテンツ制作)
  • 関連リンク
フィヒトナー・ディテクティヴ

フィヒトナー・ディテクティヴ/リヒャルト・ヒュティッヒ & ゾーン/1892年

スーター・ディテクティヴ・マガジン・カメラ

スーター・ディテクティヴ・マガジン・カメラ/E・スーター/1893年頃

フォト・クラヴァト

フォト・クラヴァト/エドムント & レオン・ブロシュ/1890年

エキスプレス・ディテクティヴ・ナダール、イーストマン・ウォーカー・ロールホルダー

エキスプレス・ディテクティヴ・ナダール/ジェネラル・ド・フォトグラフィー/1888年、イーストマン・ウォーカー・ロールホルダー/イーストマン 乾板 & フィルム・カンパニー/1886年頃

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