横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

ショーケースギャラリー 木ノ戸久仁子展

陶の表現

Showcase Gallery

稀晶石

概要

「陶の表現」は、当館アトリエに陶芸窯があることを踏まえ、陶で制作する作家をご紹介するシリーズ展です。本年度は、陶芸素材の土や鉱物が持つ長い時間軸や、自然と人工の関係を探りながら、「稀晶石(きしょうせき)」と名付けた石を制作する木ノ戸久仁子の作品をご紹介します。一見、自然界に存在する鉱石のようでありながら、その成立に様々な陶芸技法が駆使されている木ノ戸の作品は、私たちの自然に対する観念を攪乱します。
【ショーケースギャラリーについて】
横浜市民ギャラリーあざみ野では、新進アーティストの表現に出会う場として、エントランスロビーのショーケースで展示を行っています。

[画像キャプション]《稀晶石》2024年/陶土、水晶、釉薬
  • 日程
  • 時間 9:00〜21:00
  • 休館日 1月27日(月)、2月24日(月)
  • 料金 無料
  • 会場 1Fエントランスロビー
  • 主催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

動画

作家情報

木ノ戸久仁子ポートレイト
木ノ戸久仁子 きのとくにこ
[ステイトメント]
陶芸の技法を用いて石を作っている。石を作る過程に於いて自らの妄想や想像を重ねる事で自然界には存在しない石を作っている。人工と自然の間を行き来しながら人間が作れる石とはどのような物質なのか、またその行為自体が人間讃歌に成るのではないかと考える。身体を使いながら考えたい。

[プロフィール]
1976年滋賀県生まれ。1995年に登り窯窯元の宗陶苑にて作陶を始める。同年、若手オブジェ集団「SEEDS」に参加。1998年ニュージーランドにて一年間作陶、2001年信楽窯業技術試験場釉薬科修了。現在、比叡平(滋賀県)を拠点に制作を行う。主な個展に2023年「いつかの石器時代」白白庵(東京)、グループ展に2024年「ギャルと自然」The Artcomplex Center of Tokyo(東京)、「根源的生欲!展」ルンパルンパ(石川)など。2008年に第19回秀明文化基金賞受賞。

関連資料