横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

あざみ野カレッジ 「マルセル・デュシャンとレディメイドーー創ることについて考える」

【おすすめ情報】7月22日&10月14日 2講座受講でデュシャンをより深める!

Azamino College

中尾拓哉『マルセル・デュシャンとチェス』平凡社、2017年

概要

「マルセル・デュシャン」と「レディメイド」。知っている人は知っているけれど、知らない人は知らない、そのような古く、新しいトピック。本講座では、いまだ現代アートにおいて既知と未知のあいだで揺れ動く、マルセル・デュシャンを取り上げます。すでにつくられている「レディメイド(既製品)」を単に選ぶことで作品としたデュシャンは、「つくらない」芸術家として知られているかもしれません。しかし、この人物ほどに「作ること」と「創ること」について考え抜いた芸術家はいないのではないでしょうか。こうした視点から、本講座ではデュシャンの作品の変遷を紹介し、「作ること」を「創ること」へと解放していく、現代アートの大きな一歩をたどります。
【あざみ野カレッジについて】
アートをもっと身近に感じ、人生を豊かにするための学び舎です。さまざまな角度から美術を掘り下げ、新しい美術の魅力を発見し、新鮮な驚きと出会えるような講座を開催しています。
  • 日程
  • 時間 14:00~16:00 
  • 対象・定員 40名程度 ※未就学児の入場、同伴はご遠慮ください。
  • 料金 あざみ野カレッジ学生証料金:500円 ※一般料金:1,000円
    ※学生登録をお勧めします(登録無料)。登録当日から学生料金で講座に参加できます。
  • 会場 3Fアトリエ
  • 申込方法 下記の「申込み」ボタンからお申込みください。
    ※申込み先着順。定員に達し次第、受付を終了します。 募集終了
  • 申込期間 2023年05月20日~2023年07月21日
  • 保育 下記参照保育
  • 主催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

講師

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中尾 拓哉 なかお たくや
美術評論家/芸術学。近現代芸術に関する評論を執筆。特に、マルセル・デュシャンが没頭したチェスをテーマに、生活(あるいは非芸術)と制作の結びつきについて探求している。2014年に論考「造形、その消失において――マルセル・デュシャンのチェスをたよりに」で『美術手帖』通巻1000号記念第15回芸術評論募集佳作入選。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017年)。監訳書にマシュー・アフロン『デュシャン 人と作品』(フィラデルフィア美術館、2018年)。主な論考に「リヒターと1960年代のマルセル・デュシャンの再評価」(『ゲルハルト・リヒター』青幻舎、2022年)など。現在、女子美術大学、多摩美術大学、東京藝術大学、東京工業大学、立教大学、早稲田大学非常勤講師。

保育のご案内

あざみ野カレッジにご参加の方は、講座時間中に1階「子どもの部屋」の一時保育(事前予約制、対象年齢:1歳6カ月~未就学児)を主催事業保育料金にてご利用いただけます。詳細はアートフォーラムあざみ野 子どもの部屋(TEL:045-910-5724)までお問合わせください。
※2ヶ月~1歳5ヶ月児の保育につきましてはご相談ください。