ティンタイプ・アルバム[横浜市所蔵カメラ・写真コレクション]
制作者不詳
年代不詳
1852年に発明されたティンタイプは、エナメルコーティングしたブリキ板に感光材を塗って撮影し、その場で持ち帰れるインスタント写真術で、主にアメリカで広まりました。焼き増しはできませんが、既存の写真術より安く撮影することができたので、それまで裕福な人しか持つことの出来なかった自分のポートレイトを、市井の人々が持つことができるようになりました。
また、この時代になると、多眼カメラが多くの写真館で用いられ、現在の証明写真やプリクラのように、一枚の写真に複数のイメージを写した写真が流行します。人々は、自分の写真を切り分けて、家族や友人と写真を交換して集め、その写真を収めた自分だけのアルバムを作りました。一人の人物の大切な人々のポートレイトが詰まったアルバムをながめると、その持ち主がどんな人物だったのか、想像がふくらみます。
また、この時代になると、多眼カメラが多くの写真館で用いられ、現在の証明写真やプリクラのように、一枚の写真に複数のイメージを写した写真が流行します。人々は、自分の写真を切り分けて、家族や友人と写真を交換して集め、その写真を収めた自分だけのアルバムを作りました。一人の人物の大切な人々のポートレイトが詰まったアルバムをながめると、その持ち主がどんな人物だったのか、想像がふくらみます。