横浜市民ギャラリーあざみ野 | Yokohama Civic Art Gallery Azamino

写真と俳句展 ~小学校5年生たちのまなざし~

概要

カメラを一人一台。さて何を撮ろう。
撮るモノ・コトを決めてシャッターを押すまで、
簡単なようでいて実はたくさんの物語があります。

同じものでも、撮り方ひとつで全然ちがって見える写真と、
「五・七・五」の短い文字数でつくる俳句。

いつ?どこから?どんなふうに撮ろうかな?
この写真にはどんな言葉をあわせてみようかな?

慶應義塾横浜初等部と、横浜市立山内小学校の5年生の子どもたちが、
頭と心をいっぱい動かして、シャッターを押し、思い思いの句を紡ぎました。
横浜市民ギャラリーあざみ野は、地域に根差す文化施設として、アートを通して人と人とが交流する市民と創造活動の「出会いの場」をつくることを目的に、学校との連携にも取り組んでいます。また、当館には約12,000件にも及ぶカメラ・写真コレクションが収蔵されており、映像や写真をテーマにした子供向けの事業も展開しています。
2013年より小学校5年生の子どもたちを対象に、写真ワークショップを行ってきました。本展では、2023年に当館近隣の慶應義塾横浜初等部と横浜市立山内小学校の5年生を対象に行ったワークショップの成果として、子どもたちが撮影した写真に自作の俳句を添えて展示します。
200人以上の子どもたちそれぞれの日常の中で切り取られた「いま」の情景が浮かび上がります。ぜひご覧ください。
  • 日程
  • 時間 10:00~18:00
  • 料金 無料
  • 会場 展示室2
  • 主催 横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
  • 協力 慶応義塾横浜初等部、横浜市立山内小学校(五十音順)

関連資料

アーカイブ

横浜市民ギャラリーあざみ野は、地域に根差す文化施設として、アートを通して人と人とが交流する市民と創造活動の「出会いの場」をつくることを目的に、学校との連携にも取り組んでいます。また、当館には約12,000件に及ぶ横浜市所蔵カメラ・写真コレクションが収蔵されており、映像や写真をテーマにした子ども向けの事業も展開しています。
今年度もその活動の一つとして、5月から7月にかけて当館から近い慶應義塾横浜初等部と横浜市立山内小学校の5年生を対象に写真ワークショップを開催しました。ワークショップは各クラス2回ずつ実施。1回目は当館に収蔵されている横浜市所蔵カメラ・写真コレクションの紹介を交えながら、カメラの扱い方や写真を撮るときの工夫についてお話ししました。写真撮影は宿題として、子どもたちは一人一台のデジタルカメラを手に、学校や家、街中で自分の心が動くものを探してシャッターを押しました。特に盛り上がったのが2回目のワークショップ。子どもたちは撮影した写真を見せ合い、他の人の意見に耳を傾けながら、最後は自分の意志で写真を1枚選びました。後日、先生指導のもと写真に合わせた俳句を添えて作品が完成しました。
10月に開催した「写真と俳句展」の会場には総勢207名の子どもたちの作品が並びました。今を生きる子どもたちの豊かな視点や、つい笑みがこぼれるユニークな言葉選びに心が和む展覧会となりました。